協会について

平素より当協会の活動にご理解、ご支援を賜り誠にありがとうございます。当協会は、M&A仲介業の健全な発達を図り、日本国経済の発展と維持に寄与することを目的として2021年10月に設立されました。このたび、M&A支援に関わる多様な専門家の皆様との連携を一層深めるべく、2025年1月より「M&A支援機関協会」として新たなスタートを切ることとなりました。

当協会は、M&A仲介業者のみならず、ファイナンシャル・アドバイザーやM&Aプラットフォーマーなど、M&A支援に携わる幅広い専門家の皆様に門戸を開き、新たに3名の理事を迎えて体制を強化いたしました。

中小企業庁によると、国内の経営者の平均年齢は2023年時点で60.5歳と過去最高を更新しており、多くの中堅・中小企業が引き続き後継者不在の問題を抱えております。このような中、事業承継の一つの手段として第三者承継(以下、M&A)が件数・割合ともに急増しております。

M&Aに携わる企業も近年増加しておりますが、M&A支援は企業価値評価や事業承継に係る専門的な知識をもとに、中立的な立場からの適切な助言が求められる非常に高度な業務です。また、譲渡側・譲受け側事業者様の業績、ひいてはオーナー様・従業員の皆様の人生にまで大きな影響を与える重大な任務でもあります。

このような背景から、当協会は中小企業庁が定める「中小M&Aガイドライン（第3版）」に関する啓発と遵守の促進、M&A支援人材の育成サポート、M&A支援機関に係る苦情相談窓口の運営等を通じて、公正で円滑な取引を推進してまいります。
また、近年被害の報告が相次いでいる悪質な譲受け側事業者による被害を防ぐため、特定事業者リストの運用開始や、資格制度の導入に向けた分科会などを創設し、業界の健全化に向けた取り組みの実効性を高めてまいります。
皆様のご期待に添えますよう精一杯努めてまいりますので、何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。